お知らせ

2014年9月〜10月東北の子どもたちが東南アジアに贈る翻訳絵本作りをしました

子ども文庫助成事業に関するお知らせです。

伊藤忠記念財団は、公益社団法人シャンティ国際ボランティア会とともに子ども文庫助成事業で行っている「東南アジアへ絵本を贈ろうin東北」を9月から10月にかけて実施しました。
カンボジアをはじめアジア地域に、日本の絵本に現地語に翻訳されたシールを貼り届ける運動を東北で大震災の被害にあった地域の子どもたちとともに行うものです。
9月に「柿の木文庫(福島県白河市)」や10月に「盛小学校(岩手県大船渡市)」など9ヶ所で、現地で子ども読書活動をおこなっている皆様にご協力頂き、実施することができました。延べ約200名が参加しました。
活動先のひとつ盛小学校では、子どもたちはカンボジア向けの絵本に挑戦し、クメール語で書かれた文字シールを台紙から切り取り、丁寧に日本語の上に貼っていきました。また、活動をはじめる前に、カンボジアについて1年ほど現地にいらした公益社団法人シャンティ国際ボランティア会の岩手事務所の方から、なぜこのボランティア活動が必要なのかなど話しを聞く時間を設けることで、子どもたちにとって国際理解を深める機会にもなったようです。
この活動を通じて、東日本大震災で被害を受け、様々な支援を受け続けている子どもたちが「自分も誰かの役に立っている」という復興へ向けての自信と意欲を高めるきっかけとなることを願っています。
(写真 岩手県)

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